制振入門(1) ~制振(震)とは?どんなところで使われる?~

制振(震)とは?

制振って何?
「振動(揺れ)を減衰させて小さくすること」です。建築物やその他構造物において、振動(揺れ)が問題になる様々な場面で使われる技術です。

どうやって振動(揺れ)を減衰させるの?
「制振デバイス」と呼ばれるものを対象に取り付けることで、揺れを吸収させて小さくすることが出来ます。

制振デバイスって例えば?
地震時のビルの揺れを抑えるための制振デバイスを例に挙げて説明します。

制振デバイスの例
図1 制振デバイスの例

制振(震)デバイスの例①
制振(震)ダンパ・・・ 制振(震)と聞くとビルに入っている下の写真のような部材を思い浮かべる人も多いかもしれません。

制振(震)ダンパ
図2 制振(震)ダンパ

 これは、制振(震)ブレース 制振(震)ダンパなどと呼ばれており、ビルが地震の時に揺れるのをダンパ部材が伸縮することで吸収する働きがあります。
 このように地震の時の大きな揺れを対象としいるときは「制震」と表記して区別する事も多いです。

制振(震)デバイスの例②
マスダンパ・・・ ①と別のタイプの制振デバイスとしてマスダンパーと呼ばれるものがあります。マスダンパーというのは、対象へ取り付けた錘(おもり)に揺れを妨げるような動きをさせることで振動を吸収させる効果が得られるものです。
 ブランコをイメージすすると分かりやすいかもしれません。こぐ時は揺れを大きくする方向に体重をかけますが、早く止めたい時はその逆方向に体重をかけます。これは人間(錘)がブランコの揺れを早く減衰させるマスダンパとして働いたと言えます。

マスダンパのイメージ
図3 マスダンパのイメージ

ヤクモでは地震対策用のマスダンパ(AMD、TMD)をご提案しております。
地震からビルを守ります。~100tonクラスのTMD事例~

地震対策用マスダンパ
図4 地震対策用マスダンパ

制振(震)ってどんなところで使われる?

どんなところで? どんな揺れ? 揺れの原因 揺れによる問題
建物全体の横揺れ(水平振動)

横揺れ対策用制振装置

地震時ビル用制振の事例
オフィスの風揺れ制振の事例
ホテルの風揺れ制振の事例
・地震

・強風
・交通振動
建物倒壊・破損、内部家具転倒など


揺れによる不安、不快感
建物内の床揺れ(上下振動)
 オフィス、住居、工場など

建物内の床揺れ

オフィスの振動環境改善の事例①
オフィスの振動環境改善の事例②
オフィスの振動環境改善の事例③
工場の作業環境改善の事例
フィットネス・タテノリ振動の対策事例
・交通振動
・歩行振動
・フィットネスなど
・設備機械

不快感による居住性、作業性の低下

振動による精密機器などの不具合
ブリッジ構造物(上下振動)
 階段、歩道橋、連絡通路、渡り廊下など

階段の振動環境改善の事例
渡り廊下の歩行振動対策の事例
・歩行振動 不快感、通行時に歩きづらい

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