地震対策3パターン「耐震」「制震」「免震」の違い

 地震から大切なもの(ここではビルディング)を守る技術、耐震/制震(振)/免震の図解です。

耐震

 地震力を受けても壊れない、(構造物等が)耐えられることを示します。


図1 ビルの耐震のイメージ

制震(振)

 運動や振動に対し抵抗力を作用させて、それらを減衰させることを示します。代表的なものに油圧制振ダンパや質量ダンパ(TMD)等があり、ビルの地震動に対しては制振ダンパ、風揺れ等小振幅で体感上の問題を対象とする場合、TMD で対策する事例が一般的です。

TMDによる制震(振)事例
地震からビルを守ります。~100tonクラスのTMD事例~
ペンシルビルの風揺れ問題を解決!~建物内部を邪魔せず居住性・快適性アップ~


図2 ビルの制震(振)のイメージ

免震

 地震時の揺れを伝え難くすることを示します(地震から免れる)。代表的なものに、建物基礎部に設置する積層ゴム等があり、変形して地震力を受け流すことにより、建物の揺れを軽減させます。


図3 ビルの免震のイメージ



※参考文献
新・公害防止の技術と法規2016 騒音・振動編  公害防止の技術と法規編集委員会 編

03-5496-7556 
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